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パレスチナにいると、どこかしら歌声が聞こえてくる。オリーブを摘みながら、刺繍をしながら、昼食用のモロヘイヤの葉をむしりながら…
1948年以前、パレスチナの人たちは農作業をしながら、歌を歌っていたという。戦争で、家を失い、故郷を失った人たちは荒れた農地を耕しながら、キャンプの路地に座りながら、今も歌を歌っている。いつか故郷に帰れる日を夢見て。
パレスチナの抵抗運動では、若者たちのために、石を運んだり、兵士に子どもたちがつかまりそうになると、素手で兵士にくってかかり、子どもを取り戻したりする、女性たちの姿を何度も見た。子どもたちの命を守り、家族を守っていたのはパレスチナの母親たちだった。
女性たちはどこにいても、どんなにつらくても、子どもたちの命を守り、生きている。 私は逆境に負けないで、生き続けている女性たちの姿をこれからも追い続けていきたい。
古居 みずえ

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